2017年 02月 19日

茶屋町橋梁





先週のモーニング営業中、いつも仲良く親子3人でご来店してくださる良きお客様との会話の中で、八幡東区尾倉のレンガ造りの「尾倉橋梁」のお話が出たので今日はこの話題を。



「茶屋町橋梁」。

それは同区の茶屋町にある同じくレンガ造りの橋梁ですが、同区春の町にある「あいろく」からは自転車で20分ほどとやや距離があるのですが、思い返せば僕が「春の町」でお店を構えるに至る「基点」となった橋梁だと思うのでご紹介。


僕が「あいろく」開業に向け物件探しをしていたのは今から10~12年前のこと。

主に自転車と徒歩で、僕にとって、飽くまで僕にとってめぼしい空き家を見つけてはそのご近所に聞き込みに入る。といった手法で探し回っておりました。

傍から見ればなかなか怪しい行動に映ったことでしょう・・・。


人目はさて置きそんなことを繰り返す中で、ある日は「あそこは家主が行方不明」。またある日は「あそこは殺人物件」。またまたある日にはお喋りなおばあちゃんに当たってしまい、自宅に引きずり込まれ「ウチは真面目な遊び人!」などと聞いてもない事を延々聞かされたり・・・。

良い思い出です・・・。



話が少し逸れましたが、そんな中でたまたま通りすがりに見つけたのがこの「茶屋町橋梁」。

小さな川に掛かるその佇まいの良さに足が留まってしまいました・・・。

そしてそのほんのすぐ近くに惚れ込んでしまった物件が・・・。

出入り口の上には縦書きで(右から読む)「突玉」の立体文字。「玉突」ですね。側面には「撞球」と書かれた古い看板が。

ビリヤード場だったのでしょう。(ちなみに現「あいろく」の建物もかつては撞球場だったとのことです)



本当に惚れ込んでいたのですが、残念ながらここは人が使用しており、借りるのは断念・・・。

尚、この「玉突物件」は数年前に火事で焼失しております。これも残念・・・。



この「橋梁」と「玉突」を発見したことから、僕は茶屋町近辺を重点的に散策するようになりました。それだけ何かこの近辺には良い予感がしたのです・・・。

(その予感とは裏腹に、前述しました「真面目な遊び人」も実はこの近辺で出くわしてしまった方ですが・・・。)

しかしそんなに上手く事は運びませんでした。

そんな中でひとつ、めぼしいものではありませんでしたが、お茶屋さん跡に「貸し店舗」の張り紙があったので取り敢えず連絡して中を見させて頂く事に。

案の定中は綺麗に味気なく改装されておりましたが、せっかくなので僕は担当者に「もっとボロくて良いので、もっと安い物件はありませんか?」と破れかぶれで尋ねてみたところ担当者は「確かあそこがまだ空いていたと思います・・・。」と記憶を搾り出し連れて行かれたのが「春の町」。

何を隠そう現「あいろく」でした。

とにかくボロい!躊躇し何日か考えた後に決断し、そして契約したのが2007年4月1日。

それから1年かけて改装工事。いろいろゴタゴタありました。

そして大きく省略しますが現在に至ります。



今思えば、全く馴染みの無い「春の町」に辿り着く「基点」となったのはやはり「茶屋町橋梁」に見入ってしまったことから。

そんな訳で僅かながら「あいろく」に所縁ある「橋梁」であると、おこがましいと思いながらも僕は勝手にそう感じております。





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おまけにこの近辺にはこんな物件もありました。


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「情報化時代の高速印刷」。

新しいようで完全に古いキャッチコピー。僕はそんな茶屋町近辺が何となく好きです。





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by airoku-fukusuke | 2017-02-19 21:27 | 古道具 | Comments(0)


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