2017年 03月 24日
「コーヒーゼリーの時間」。 文筆家・木村衣有子さんの著書です。 僕のなかで木村衣有子さんの著書と言えば、「東京骨董スタイル」。 美術雑誌・別冊太陽の「生活を楽しむ」シリーズのひとつで、14年前に購入してから現在も尚、時々パラパラと眺めては「古道具屋」に「喫茶店」に憧れを持っていた(現在も尚)「あいろく」開業以前の気持ちを思い出したりしております。 そんな訳で「コーヒーゼリーの時間」。 2015年6月に発行されたものですが、僕が初めて目にしたのは昨年2016年1月。仕入れで京都を訪れた際に「恵文社」にて立ち読みをしたのがそれです。(あの大寒波により、「あいろく」の水道管が破損したまさにその日でした・・・。) 以来ずっと気になっていたのですが北九州の大手本屋でも見かけることがなく、この度取り寄せました。(いつものように八幡東区荒生田の「本のひびき」さんにて) コーヒーゼリーに特化した同著、関東・関西の厳選店のコーヒーゼリーと各店のそれにまつわる思いや拘り等が深く書かれております。 各店の共通する思いのひとつには、コーヒーゼリーは飛ぶように売れるものではなく、地味な存在・・・。しかし、しぶとく根強いファンがいる。だから作り続けるのだそうです。 僕にとっては見応え、読み応えがあるものでした。 この「コーヒーゼリーの時間」詳しい内容は「あいろく」店内に設置しておりますので、喫茶をご利用の方はご自由に閲覧くださいませ。 そんな訳で、「ついで」のようですが本題です。 「あいろく」で供する「珈琲ゼリー」について・・・。 まず珈琲豆は手網焙煎の豆を使用します。現在はブラジル・トミオフクダの中深煎です。 それを手縫いネルで、通常の1.5倍ほどの濃さで抽出します。固めるのにはゼラチンを使用します。 フルフルとプリプリの間くらいか、ある程度噛み応えある固さかと思います。 器は主に大正~昭和初期くらいのトロトロ肌の「氷ガラス」を使用しております。 ゼリーの上に自家製「アイスクリン」を盛り、てっぺんに珈琲豆を一粒。 「アイス」と共に豆をかじると口の中で珈琲アイスクリンに・・・。 「アイスクリン」は基本となる材料のみで、味は「なつかしめ」で「あっさりめ」。 したがって、しっかり味の珈琲ゼリーとアイスが喧嘩することなく、馴染んでくれていると思います。 ですが、どのように感じるかは人それぞれ・・・。 お客様のお口に合えば幸いです。 「コーヒーゼリーの時間」を「あいろく」でもいかがかと・・・・。決して無理強いではないことをご理解いただけたら尚幸いです・・・。 ↓珈琲ゼリーに使用する「氷ガラス」↓ ↓眺めては開業前を思い出す「東京骨董スタイル」。↓
by airoku-fukusuke
| 2017-03-24 20:47
| 喫茶
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