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2016年 10月 28日

昭和20年代の学校教材






新入荷です。

古書店「珍竹林」黒崎店が今月10月いっぱいで閉店とのことで、そして9割引セールということで最後に行ってきました。

前から閉店6割引きセールをしていたのですが、その時からこの「学校教材」のことは気になっておりました。

何十冊かが紐で括られて価格は○万円。赤札が付いており値引き対象外商品でした。


しかし昨日はその赤札が取れているではありませんか。

一応、社長さんが居られたので尋ねてみると「あっ、これ赤札が取れてしまってます。すみません、対象外です・・・。」

「はい・・。分かりました・・・。」と僕はガッカリ・・・。


そのまま探索を続けていると社長さん「お客さん、これ9割引なら買われます?」と思いがけぬお言葉に・・・。

僕は「ハイ!買います!」。

と、僕にしては珍しく「シャキッ」とした返事を無意識にしてしまいました。


他にも数点購入しましたがそれについては明日以降に紹介するとして今回はこの「学校教材」。

持ち帰り、紐を解くと約54冊ありました。

その中には僕の大好物である「絵日記」が2冊ありました。

願わくば4~5冊入っててくれたら。と思ってましたが、その代わりと言いますか「なつやすみのとも」と「ふゆやすみのとも」が計3冊はいっていたので良しとします。


僕は昔の子供の「絵日記」を見つけるとゾクゾクしてしまいます。要するに変態です。

先日初来店された男性のお客様が、「僕は壁が好物で、街中等で面白い壁を見かけるとゾクゾクします。僕は変態です」と言われておりました。


水木しげるさんの著書にこうありました。「奇人は貴人」。

水木さんがそれまでの人生の中で出会ってきた数多くの「奇人変人」さんを観察していると、そういった人々は皆「幸せそう」に過ごしているのだそうです。

なので「奇人・変人・変態」は良い事とします。


話が少しそれましたが「昭和20年代の絵日記」。

これは「いとうよしえ」ちゃんという当時の子供のもの。


らじおを「だじお」。しちじ(7時)を「ひちじ」。

「を」を使いこなせず、赤ペンで添削されても「お」と書き続ける意思の強さ?

愛らしさがいっぱいです。



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そして「なつやすみのとも」。↓


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この「くま」。大雑把に見えてもなかなか雰囲気あるように思います。↓
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そして個人的に好きなのがこれです。↓

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お手本に習い、字のおけいこ。なのですが一番下の段です。

よしえちゃんの頭の中が急に連想クイズに切り替わったのでしょう。

ゲロゲロ→かえる。

ガアガア→あひる。

メエメエ→やぎ。 と書いてしまってます。


先生も赤ペンで「ゲロゲロ」と添削してますが、他の二つにはそれがありません。

これも個性とお認めになったのでしょうか?


こういう粗探しをしたり、当時を想像したり・・・。

これが僕の価値観ではありますが「昔の絵日記」の醍醐味のように思えます。ゾクゾクするのです。



ついでといっては何ですが、7年半前に「山口骨董市」で見つけ出した絵日記も数ページですがご紹介。

「さぬきえいこ」ちゃん版です。年代と年齢はおそらく同じ。このお二人は同世代と思われます。

このえいこちゃん(小学2年)の絵が見事。





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この学校教材たちは「あいろく」の商品ですが、自由に閲覧できるようにしております。

珈琲でも飲みながらゆっくり「粗探し」をお楽しみください。




ちなみに「さぬきえいこ」ちゃん版は僕が気に入りすぎて非売品です。すみません・・・。




by airoku-fukusuke | 2016-10-28 10:05 | 古道具


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