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あいろく

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カテゴリ:レコード( 13 )


2019年 05月 19日

ステキなタイミング。



昨年末、「あいろく」の救世主こと、良きお客様である「O」さんから柊(ひいらぎ)をいただきました。

柊は邪鬼の侵入を防いでくれるそうで、これを厄除けに使う風習は平安時代からあるそうです。

そして「あいろく」にやって来たその柊はみるみる生気を失っていき、もう限界が近づいているように思います。

ところがどっこい、今朝気が付いたのですが、茎の根元から「新芽」が生えているではありませんか。


思い返せば「あいろく」を開業して約11年2ヶ月。
物件契約からは約12年2ヶ月。

いくつかの面倒な出来事がありました。思い出したくもありません…。

この柊は僕が既に侵入を許してしまっていた邪鬼を吸い尽くしてくれたのかもしれません。

そして限界が近づいてきたこのタイミングで新芽が。

これは「吉兆」と思いましょう。

とにかくマイナス思考の僕を少し前向きにさせてくれた細やかな今朝の出来事でした。

なんと「ステキなタイミング」。




最後に一曲ご紹介です。
ダニー飯田とパラダイスキングの「ステキなタイミング」。
歌っているのは坂本九さんです。2歳半の我が娘のお気に入り曲でもあります。

「あいろく」店内にレコードプレーヤーを設置してあります。
ご興味おありの方は是非聴かれてみてくださいませ。

ちなみに「ステキなタイミング」はB面です。A面の「ビキニスタイルのお嬢さん」もオススメです。



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↓生気がない葉っぱ。

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↓吉兆の新芽。




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ステキなタイミング。_e0350308_13311912.jpg


by airoku-fukusuke | 2019-05-19 17:00 | レコード
2019年 04月 08日

酔って候




2歳半になった我が娘のお話。

ちょうど1年前くらい、1歳半のころ。

Eテレ子供向け番組の「うた」が好きでよく口ずさんでいた娘。

ここらで一度「昭和歌謡」を聴かせてみようと思い、美空ひばり「愛燦々」を聴かせてみたところ、眼を見開き、聴き入ってしまい、すぐさま「さんさんと~♪」と口ずさみはじめた娘。

それからというもの、娘はレコードを、そして昭和歌謡を気に入ってしまい。

太川陽介「Lui Lui」。
井上順「お世話になりました」。
布施明「君は薔薇より美しい」。

等々、気に入った曲は数多く、すっかり昭和歌謡を好きになってくれたようです。

ある時は保育園にてよそのお父さんに向かって「じゅん!(井上順のこと)」と呼びかけてしまったり。

自宅にてお昼寝の時に松坂慶子「愛の水中花」を「こ~れもあい~、あれもあい~♪…。だってさみしいもの~よ~、な~けな~いなんて~♪」と口ずさみながら寝落ちていったことも。


そんな娘が最近、とうとう「柳ジョージ」をリクエストしてくるよようになりました。(たまにですが)

これには布石のようなものがあります。

自宅にて僕は、いつも何かしらの曲を無意識に口ずさんでしまっており、そのつど娘は僕に向かって

娘「なんうたいよ~ん?」

僕「柳ジョージ…。」

娘「やなぎじょ~じぃ~?」


この応酬が毎日何度もあることで娘は「柳ジョージ」の名を覚えてしまったようです。

そしてリクエストしてくるようになりました。

娘「やなぎじょ~じかけて~」

僕「酔って候でいい?」

娘「うん…。」


「とさのくじらはおおとらで~♪(土佐の鯨は大虎で)」
「ぶらい~ざ~け~♪(無頼酒)」

と、拙い言葉と音程で口ずさむ娘を見て、「柳ジョージ」を、そして「酔って候」を口ずさむ2歳の女の子が全国に何人くらいいるのだろうか?」

そう想像すると僕は娘のことが少し誇らしく思えてきます。



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by airoku-fukusuke | 2019-04-08 12:19 | レコード
2019年 04月 02日

開業2年目。時間を下さい。



当ブログを放置していた約1年半の間に「あいろく」はこそっと開業10年が過ぎ、この4月から12年目に突入しました。


2年前、お店としてはどん底状態でありました。これは大袈裟でも冗談でもなく事実としてそうでありました。

しかしそんな状態のなかでも、なんとなく手応えのようなものは感じてはいたので、なんとなく続けていけたのかもしれません。

書籍「珈琲屋」の中での著者の言葉に、苦しかった時に「そのつど、お客様なり、知人なりに助けられた。神様が遣いを出してくれているかのような人が、そういう時に不思議と現れる。その連続で今まできている」とありました。

僕なんかがそれを引き合いに出すのはたいへんおこがましいのですが、この2年の間にそれを感じる出来事がありました。はっきりと。

そういうお客様なりに、いろいろな面で救われてきました。本当に感謝しております。

いろいろ省略してしまいますが、そんなこんなでどん底状態からは何とか脱出できたような気がします。もちろん予断は許しませんが。

そんな状態を抜け、そして開業から10年が過ぎ、ようやくお店としての「土台」ができたような気もしております。


開業10年でようやく「土台」。

普通の人なら開業前にそれを完成させるのでしょうが、「土台」造りに10年もかかってしまいました。

そしてこの4月から12年目です。「土台」造りの10年を差し引くと、気持ちの上では開業2年目です。まだ始まったばかりです。

なんと時間のかかること…。

こんなことでは時間がいくらあっても足りません。


そこで一曲ご紹介です。
越路吹雪「時間を下さい」。

自虐的かつとても前向きな曲で、現在僕がもっとも好きな曲のひとつです。

この曲は「ようこそ劇場へ~越路吹雪ロングリサイタル~」という2枚組LPに収録されていて、どうやらこのリサイタルのためだけに書き下ろされたのだそうで、どのレコードにもCDにも収録されていないのだそう。

「あいろく」では昨年4月、店内にレコードプレーヤーを設置し、喫茶ご利用の方に自由にレコードを(昭和歌謡のみですが)使っていただくという形をとり始めました。

「何にも分かっちゃいないのに老けてくる。もう少し時間を下さいおお~らら~♪」

ご興味がおありの方は是非とも聴かれてみて下さい。

拙い「手廻し焙煎珈琲」等をご用意してお待ちしております。

そして開業2年目の「あいろく」を宜しくお願い致します。

お店の危機も厄年も抜けましたし、これからです。




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by airoku-fukusuke | 2019-04-02 14:20 | レコード