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あいろく

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2016年 12月 04日

不細工な煤竹箸




昨日の記事で「ぜんざい」と「あんこトースト」を紹介しました。

その記事の中でチラッと紹介しました「煤竹のお箸」。


「ぜんざい」用に木工作家さんの「木の匙」か「木の箸」を購入しようか考えておりましが、昨日も書きましてしつこいようですが僕は慢性的な金欠状態・・・。購入を断念しました。と、お伝えしました。


しかしその訳はそれだけではありません。

「あいろく」の喫茶で供する器はどれもある程度古く(日本や朝鮮の14世紀~昭和初期くらいのもの)、そして変形やほつれなど、不完全なものばかり・・・。

その不完全な器たちに合わせるものとして、作家さんの完璧な作品では釣り合いが取れないような気がしておりました。


そこで昨日もお伝えしたように「けやきや」さんからいただいた煤竹。

これを切って、割いて、削って箸を自作しました。

これがまたとんでもなく不完全・・・。

僕が不器用なのに加え、切れ味悪い彫刻刀もあいまってこれがとんでもなく不完全・・・。

不器用なのは自分のせいですが、切れ味に関しては小学生時に図画工作の時間に使っていた彫刻刀なので仕方がありません・・・。


今のところ全部で4組仕上がりましたが、削るのも4回目ともなると少しだけ慣れてきました。

このとんでもなく不完全な「煤竹箸」ですが、これくらいが「あいろく」には調度良いと思っております。


使いにくいかもしれませんがそれも「味」と思っていただけたら幸いです。





竹をのこぎりで適当な長さに切って↓

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適当に割いて↓

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この切れ味悪い彫刻刀で↓

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子供の頃カッターで鉛筆を削ったことを思い出しながらせっせと削って出来上がり↓


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一応、消臭と消毒もかねて、古くなって飲めなくなった茶っ葉で煮沸しました。

不完全な器には相性が良いと思うようにしてます。

不細工な煤竹箸_e0350308_8164413.jpg




最後に切れ味が悪い。と、散々けなしてきましたがこの「三角刀」はこの10年間とても重宝しております。

「あいろく」の「けしごむはんこ」はこの三角刀1本に支えられております。


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最近視力が落ちてきたのか?40歳になり老眼がはいってきたのか?彫る際に「刃先」がぼやけます・・・。

感覚で彫ることは出来るのですが、やはり以前と比べて精度が落ちてしまってます・・・。

果たしていつまで続けられるか・・・。


by airoku-fukusuke | 2016-12-04 09:03 | 喫茶道具
2016年 12月 03日

ぜんざいとあんこトースト





5日の月曜から「くるみあんこトースト」と黒糖くずほうじ茶焼餅ぜんざい、略して「焼餅ぜんざい」を始めます。



「あいろく」の喫茶。エアコンを設置していないため夏は灼熱、冬は極寒・・・。

そして建物は築80年以上の木造隙間だらけ。

冬は隙間風で暖簾代わりに提げている蚊帳がはためくほど・・・。

過去には2度もその隙間から猫が床下に侵入。そして子猫が産み落とされ母猫は育児放棄・・・。ということも。



そんな店内で夏は「アイスクリン」と「珈琲ゼリー」がおかげさまで定番商品として活躍してくれてましたが、冬に対応できる甘いものがありませんでした。

「ぜんざい」ができたらなぁ・・・。常に考えておりましたが「もの」にはならず去年も断念・・・。



原因は楽をしようとしていたから・・・。

僕は「市販のあんこで即席ぜんざいができれば」としか考えておりませんでした。

しかし市販品は甘さが強い。これをぜんざいにするとその甘さでカァーッっと喉が熱くなります。



やはり楽をしてはいけませんね。営業時間外の手間は手間と思わないようにしよう。と「粒あん」を自分でつくることにしました。

すると甘さは自分で調節できるので、それなりに仕上がりました。(玄人から見れば鼻で笑いたくなるくらいの出来でしょうが・・・。)

これを使い「ぜんざい」と「あんこトースト」を喫茶メニューに加えることとなりました。




「あんこトースト」には炒った胡桃を混ぜて「くるみあんトースト」に。

胡桃を加えることで食感と香ばしさが増し、貧乏人らしく敢えて貧乏臭いことを言えば「あんこ」のカサも増して良かったです。


「ぜんざい」はこの粒あんと共に「吉野本葛粉」「100%純黒糖粉」を手鍋にかける「即席ぜんざい」です。(ひとつまみ塩も加えます)

具は自家焙煎ほうじ茶葉を練りこんだ「ほうじ茶焼餅(あんこなし)」を放り込みます。

したがって黒糖くずほうじ茶焼餅ぜんざい。略して「焼餅ぜんざい」です。



そしてもう一つ忘れていた課題が浮かび上がります・・・。

これを供する際の「箸」または「匙」がありません。

木工作品で良いものを使おうと思えば5本ほど購入すれば1~2万円はすることでしょう。

そして僕は慢性的な金欠・・・。


そこで「ふと」思い出したのがご近所の生パスタのお店「けやきや」さんから以前いただいた煤竹。

これを割いて削って「お箸」を作ろう。

そう思い立ち昨日、切れ味が悪い彫刻刀でせっせと削りました。おかげで腕が筋肉痛・・・。


かなり不細工ですが3組仕上がりました。

「あいろく」にはこれくらいが調度良い。分相応ですね。




月曜から「くるみあんトースト」「焼餅ぜんざい」もよろしくお願いいたします。




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by airoku-fukusuke | 2016-12-03 08:58 | 喫茶
2016年 12月 01日

将棋盤



早いものでもう12月。

昨年の12月にこれを入荷したことを思い出しました。昨年の1年間で一番のお気に入りです。

本日は今一度その昨年の記事を引用してご紹介。



あと1ヶ月残してますが、今年一番の仕入れは今のところ「木の?(2月3日紹介記事)」か「衣笠湯呑(8月13日)」ですかね。






将棋盤。


縦30.5cm×横26.5cm×厚12cmの分厚くずっしり重たい将棋盤。

おそらく余った丸太か何かで「ついで」に作られたものだと思われます。

それだけに形も歪で不完全。僕が大好きな「不完全」なものです。

一昨日仕入れの新入荷で、今年入荷の中でも個人的には5本の指に入るお気に入りの品です。



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裏面。↓

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写真で分かるように「ついで」に作られた「感」がある歪な形。

もしかしたら遊び心で敢えてこう作られたのでしょうか?

いずれにしても本当に良い佇まいです。



そして「ついで」のわりに手が込んでいる点がこれ。


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駒を収める引き出し付なのです。(別に駒の収納箱を作るよりも単にこの方が楽だっただけかもしれませんが・・・)

ちなみに駒は全て揃ってます。


喫茶道具として「お膳」に見立ててみようかとも考えております。


今年最後の月にこのようなお気に入りのものが入荷できて嬉しく思っております。




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by airoku-fukusuke | 2016-12-01 08:27 | 古道具