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あいろく

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2016年 12月 05日

使い捨ての紅皿





白磁の「紅皿」。

文字通り唇に紅をひく際に使う小皿です。直径6cm。


なんと使い捨てらしいです。

よく見るとそれも頷ける点がいくつかあります。


お皿の淵がギザギザ、裏は釉薬がたれているだけ。

作りが雑です。でもこれが良いところ。

そんな中にも何故か凝っている点も一つ。

写真では分かりづらいですが、裏には唐草模様がうっすら施されております。これが更に良いところ。


これを入荷したのは8年前。

数あったのですが、現在は手持ち2枚・・・。

「あいろく」の喫茶にて「用」を成しております。

昨日の記事で「箸置き」に見立てていたのがこの「紅皿」です。

8年間重宝しております。




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by airoku-fukusuke | 2016-12-05 08:23 | 古道具
2016年 12月 04日

不細工な煤竹箸




昨日の記事で「ぜんざい」と「あんこトースト」を紹介しました。

その記事の中でチラッと紹介しました「煤竹のお箸」。


「ぜんざい」用に木工作家さんの「木の匙」か「木の箸」を購入しようか考えておりましが、昨日も書きましてしつこいようですが僕は慢性的な金欠状態・・・。購入を断念しました。と、お伝えしました。


しかしその訳はそれだけではありません。

「あいろく」の喫茶で供する器はどれもある程度古く(日本や朝鮮の14世紀~昭和初期くらいのもの)、そして変形やほつれなど、不完全なものばかり・・・。

その不完全な器たちに合わせるものとして、作家さんの完璧な作品では釣り合いが取れないような気がしておりました。


そこで昨日もお伝えしたように「けやきや」さんからいただいた煤竹。

これを切って、割いて、削って箸を自作しました。

これがまたとんでもなく不完全・・・。

僕が不器用なのに加え、切れ味悪い彫刻刀もあいまってこれがとんでもなく不完全・・・。

不器用なのは自分のせいですが、切れ味に関しては小学生時に図画工作の時間に使っていた彫刻刀なので仕方がありません・・・。


今のところ全部で4組仕上がりましたが、削るのも4回目ともなると少しだけ慣れてきました。

このとんでもなく不完全な「煤竹箸」ですが、これくらいが「あいろく」には調度良いと思っております。


使いにくいかもしれませんがそれも「味」と思っていただけたら幸いです。





竹をのこぎりで適当な長さに切って↓

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適当に割いて↓

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この切れ味悪い彫刻刀で↓

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子供の頃カッターで鉛筆を削ったことを思い出しながらせっせと削って出来上がり↓


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一応、消臭と消毒もかねて、古くなって飲めなくなった茶っ葉で煮沸しました。

不完全な器には相性が良いと思うようにしてます。

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最後に切れ味が悪い。と、散々けなしてきましたがこの「三角刀」はこの10年間とても重宝しております。

「あいろく」の「けしごむはんこ」はこの三角刀1本に支えられております。


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最近視力が落ちてきたのか?40歳になり老眼がはいってきたのか?彫る際に「刃先」がぼやけます・・・。

感覚で彫ることは出来るのですが、やはり以前と比べて精度が落ちてしまってます・・・。

果たしていつまで続けられるか・・・。


by airoku-fukusuke | 2016-12-04 09:03 | 喫茶道具
2016年 11月 29日

オイルランプ2種







新入荷の「オイルランプ」大小2種。


「ランプ大」は高さ34cm。吊り下げ用の鉄枠の高さは46cm。

「ランプ小」は高さ18.5cm。吊り下げ用の鉄枠の高さは21cm。



昨日入荷したのですが、嬉しくなり早速灯油を入れて使用してみました。

ファミコンのカセットを買った際、嬉しすぎて説明書そっちのけでゲームにとりかかっていた子供の頃を思い出しました。



この「ランプ」、芯の出し入れで火力を調節するのですが、恥ずかしながら使ったことが無い僕は、その要領が分からず適当に芯を出して火を灯したところ、ものすごい黒煙が上がってしまい、いきなりびっくり。

「あっ」という間にガラスの火屋(ほや)が煤で真っ黒に・・・。

これがマンションであれば間違いなく警報機が鳴っていたことでしょう・・・。

長年使われずに放置されていたせいもあるでしょうがびっくりでした。



その後要領を得て半日使用してみました。

すると夕方ごろ「ランプ大」の方から再び黒煙が・・・。

そして火の調節もままならなくなってしまいました・・・。これまたびっくり。

お客様が2組寛いで居られた店内に「ストーブ臭」が充満・・・。大変失礼いたしました・・・。




その理由は定かではありませんが、ひとまず灯油ではなく専用オイルに替え、芯も新しいものに取り替えて再挑戦してみます。

「ランプ小」の方は本日も活躍してくれる事と思います。



それにしてもやはりこの「灯り」には癒されます。

ほんの少し童心に帰れた1日でした。




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「改良安全壷」の浮き彫り文字↓

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その裏側には「大正」の浮き彫り文字↓

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照明を消して火を灯してみました。↓

15~20Wくらいでしょうか?

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by airoku-fukusuke | 2016-11-29 09:21 | 古道具
2016年 11月 10日

木の小皿?






新入荷の木製の小皿?。

直径が3cmくらいの極小の皿です。


何に使われたものでしょうか?

「紅皿(べにざら)」の漆を塗る前の木地ではないか?

と、個人的には想像しておりますが定かではありません。


暇な時間を見つけその数を数えましたところ、全部で175枚ありました。

すみません見栄を張ってしまいました・・・。暇はいくらでもあるので数えました・・・。


使い道としては「あいろく」の喫茶では箸置きならぬ、「匙置き」として用を成しております。




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by airoku-fukusuke | 2016-11-10 08:32 | 古道具
2016年 10月 08日

風鈴見納め





ようやく秋めいてきそうです。

7月に紹介しました「坂野友紀」さんの風鈴。今年はもう見納めです。

毎年夏に登場するこの風鈴は非常に作業が繊細で、そして音色が良く、佇まいも良し。

売り物ではないのですがお客様にたいへん好評。

この夏もエアコンのない灼熱の「あいろく」店内で一服の涼をさりげなく、奥ゆかしく振りまいてくれました。



また来年夏にお会いしましょう。




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by airoku-fukusuke | 2016-10-08 09:19 | 喫茶
2016年 09月 24日

鉛の板と茶筅





今回は過去に書いた記事を今一度紹介します。



鉛の板(5cm×11.5cm)。と煤竹茶筅。


まずは鉛の板。一体何に使われていたのか?


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これの面白い点は、下記の写真を見ての通り。

鉛の板と茶筅_e0350308_835322.jpg
やわらかくて、割と自由に曲がります。

なので、これを筒状に曲げて・・・。


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茶筅立てに見立てています。

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この茶筅は偶然手に入ったものですが、箱に「池田壹岐 煤竹茶筅」と書いてありました。

これを少しだけ調べると、こうありました。

「煤竹茶筅は主に表千家流の茶会に用いられる。伝統工芸士の池田壹岐の茶筅は特に高品質で茶道家に愛される逸品。」

そしてイヤらしい話、お値段も僕にとってはお高いものでした。


そして先入観でも何でもなく、それまで使用していた茶筅に比べ、これがまた格段に茶が点てやすい。


「やはり良い道具はちがうなー。」と、しみじみと感じました。




by airoku-fukusuke | 2016-09-24 08:29 | 喫茶道具
2016年 08月 31日

高麗の小鉢






朝鮮・高麗の小鉢。

高4.8cm×口径7.5cm。14世紀後半くらいのものでしょうか。

掌に納まる小ぶりな小鉢です。そもそも元の用途は分かりませんが「小鉢」と記しました。



小ぶりですが、満水時で150ccあるので意外と容量はあります。

おまけに口が内側にすぼまっているので何とか抹茶を点てることも可能でした。



これは3年前に京都・北野天満宮の天神市にて「キムさん」より購入。

「キムさん」シリーズは発掘ものが多いので、僕は持ち帰ると必ず鍋で煮沸し汚れを落とすようにしてます。その結果、この小鉢は傷だらけでした。(煮沸すると隠されている傷が浮き出てきます)

なのでこの小鉢も僕の「不細工繕い」を施されております。



同業の先輩が言うには、韓国には日本のような所謂「侘び寂び」文化はまったく無いそう。「金継ぎ」などで「傷をひとつの風景として愛でる」ということは無いそうです。

器の傷はすべて何も無かったかのように隠してしまう文化のようですね。

なので朝鮮のやきものを購入した際、このような事はたまにありますが、僕はそんなに気にしておりません。






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by airoku-fukusuke | 2016-08-31 09:01 | 古道具
2016年 08月 30日

屋根瓦?






昨日に続き「屋根瓦?」。

縦21.5cm×横15.3cm×厚3mm。



これは2年前の「第1回京都古道具市」にて購入したものです。

「石版」と思って購入したのですが、それにしては「肌が凸凹しているな」と感じておりました。

いつものように「喫茶道具」として茶托や盆に見立てられ活躍しておりました。(現在も活躍中)



そして数ヶ月か1年くらいか経った後、テレビの情報番組で東京駅改装時に回収されたと言う「屋根瓦」が紹介されており、何の気なしに見ていると、今回紹介します「屋根瓦?」に大きさ、形、3mmほどの小さな穴の位置。すべてがそっくりでした。

これが東京駅の瓦であるかは定かではありませんが、屋根瓦であるとなれば「凸凹の肌」にも納得です。




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by airoku-fukusuke | 2016-08-30 08:57 | 古道具
2016年 08月 29日

屋根瓦





「あいろく」では必須の屋根瓦。縦20cm×横30cm×厚5mm。

「喫茶道具」に、花器やオブジェの「敷板」にと重宝します。


その勝手の良さから自ずと使用頻度も増え、角が少し欠けてしまいました。

そして「あいろく」の定番である「不細工な繕い(真鍮継ぎ)」を施しております。



余談ですが、先日紹介しましたこの夏イチの仕入れもの「衣笠湯呑」が1客嫁入り致しました。

購入してくれたのはこれも先日の「算数ノートと同窓会」の記事で紹介しました幹事こと「井D俊Y]君。

同窓会の写真をわざわざお店まで持ってきてくれたうえに「衣笠湯呑」も購入してくれました。

彼は当時からのカープファン。これが「高橋慶彦」湯呑であればもっと喜んでもらえたことでしょうが、そこは「衣笠」でご容赦くださいませ。





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by airoku-fukusuke | 2016-08-29 08:27 | 古道具
2016年 08月 04日

初期伊万里陶片





新入荷の初期伊万里(17世紀前半)の陶片。

径10cm~10.5cm。

「陶片」なのでもちろん器が破損したものです。しかし台はしっかり残っているので菓子皿には充分です。

「あいろく」ではすでに「くずもち」用として活躍中。





そして店主のひとり言です。お聞き流しください。

「あいろく」の喫茶で使用する器等はほぼ「古道具」を使用しております。

骨董のように「価値」あるものは一つもありませんが、昔の方々に日常使われ続けてきたであろう温かみのある「古道具」です。

日常生活で「古道具」に馴染みのないお客様にも「古道具」を用いることの楽しさや豊かさを「あいろく」の喫茶を通じて感じていただけたら嬉しく思います。



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by airoku-fukusuke | 2016-08-04 07:45 | 古道具